2005年01月19日
面白くない映画の定義◆『スパイ・バウンド』
1月19日(水)くもり / 『スパイ・バウンド』(試写会)
昨年秋からスカパーで放映されている『ER 緊急救命室』の第1シーズンを、ようやく観終わった。海外ドラマを第1話から最終話まできちんと観たのは、『Xファイル』の第1シーズン以来、10年ぶりくらいのような気がする。その『Xファイル』も第1シーズンはすごく面白かったのだけれど、第2シーズンの中間あたりで飽きた。『ツインピークス』は10話あたりで挫折した。「ハマる」という噂だったので『24』も観たけれど、4話めくらいでどうでもよくなった。私は結構、飽きっぽいのだ。
今頃になって『ER』(しかも第1シーズン)について語るのもどうかとは思うのだけれど、とても見ごたえがあるドラマだった。生と死の間の現場で働く医師たちが、真摯な気持ちで仕事に取り組みながら、一方では家庭や恋愛の問題でどうしようもなく悩んでいるという、彼らの明け透けなプライベートを描いているところが、このドラマの魅力。そして、もうひとつの軸となっているのが、第1話でこの病院にやって来た、一人の研修医の成長だ。20話を過ぎても全く語られたことがなかった、彼のプライベートな部分がようやく明らかになりはじめ、彼が研修を終えたところで第1シーズンが終了した。第2シーズンへの興味を引く、上手い繋げ方だった。もちろん、『Xファイル』のように飽きることがなければ、これからもずっと観続けるつもりだ。
先週から、今クールの地上波の連続ドラマの第1回を色々観てみたのだけれど、とりあえず『不機嫌なジーン』と『優しい時間』は、もう観ないことにした。理由は「第1話を観終わった時、続きが気にならなかったから」。連続ドラマは、視聴者に「次はどうなるんだろう」と思わせなきゃ続かない。製作側も"第1話が重要"と分かっているはずなのに、それでも第1話で視聴者の気持ちを掴みきれないようなドラマが、最後まで面白くなるはずがない。『不機嫌なジーン』に関しては、私の好きなタレント・第1位のオダギリジョーが出ているにも関わらず、私はドラマの途中でテレビのスイッチを切りたくなった。もう二度と観ることはないだろう。
面白くない映画にも、私の中ではひとつの定義がある。
「最初の15分が面白くない作品は、最後まで面白くなることはない」
これは、これまでで1000本近くの映画を観て来た私が、統計的に考えて決定づけた定義だ。以前の私は「面白くない」と判断した時には、たとえ自分がお金を払って観た映画でも、30分くらいで劇場を途中退出してしていた。つまらないものを最後まで観させられて、「私のお金と時間を返せ」と怒るくらいなら、いっそのこと、被害をお金だけにとどめておいた方がいいと思っていたのだ。
最近では、面白くない映画を観ることも、それなりにネタになるので、面白くなくても我慢して最後まで観るようにしている。今日観た『スパイ・バウンド』も、そういう映画だった。
ジョルジュ(ヴァンサン・カッセル)とリザ(モニカ・ベルッチ)は、フランスのスパイ。二人は上からの指令により、スイスで武器の密輸をしている船を爆破して沈めるという任務に就くが、その準備の途中、リザはアメリカ領事館員と名乗る男に、作戦を中止するように警告を受ける。リザは作戦が外部に漏れていることが気がかりだったが、指令通りに任務を実行した。しかし、スイスを出国しようとした空港で、リザは警察に逮捕されてしまう。彼女の鞄の中には、身に覚えの無いヘロインが隠されていたのだった。
実際にフランスのスパイをしていて、ニュージーランドで逮捕されたという女性の証言によって、フランススパイの実体を描いた映画らしい。でも、最初の15分を観ていて、何がやりたい映画なのか分からなかった。最後まで観たが、結局何が言いたかった映画なのか全く分からなかった。ただスパイの実体を描いていただけで、娯楽の域には達していない。真実に基づいた"記録映画"なら、それもそれで良しだと思うのだけれど、それにしては、モニカ・ベルッチは、刑務所に入っていてもアイメークはばっちりだし、真に迫った感じが全く伝わってこない。結果、"娯楽映画"にも"記録映画"にもなれない、どっちつかずの作品となってしまっている。フランス人なら、自国のスパイの姿を観てそれなりに考えることがあるのだろうけど、日本人の私が観ても、面白くもなんともなかった。
昨年秋からスカパーで放映されている『ER 緊急救命室』の第1シーズンを、ようやく観終わった。海外ドラマを第1話から最終話まできちんと観たのは、『Xファイル』の第1シーズン以来、10年ぶりくらいのような気がする。その『Xファイル』も第1シーズンはすごく面白かったのだけれど、第2シーズンの中間あたりで飽きた。『ツインピークス』は10話あたりで挫折した。「ハマる」という噂だったので『24』も観たけれど、4話めくらいでどうでもよくなった。私は結構、飽きっぽいのだ。
今頃になって『ER』(しかも第1シーズン)について語るのもどうかとは思うのだけれど、とても見ごたえがあるドラマだった。生と死の間の現場で働く医師たちが、真摯な気持ちで仕事に取り組みながら、一方では家庭や恋愛の問題でどうしようもなく悩んでいるという、彼らの明け透けなプライベートを描いているところが、このドラマの魅力。そして、もうひとつの軸となっているのが、第1話でこの病院にやって来た、一人の研修医の成長だ。20話を過ぎても全く語られたことがなかった、彼のプライベートな部分がようやく明らかになりはじめ、彼が研修を終えたところで第1シーズンが終了した。第2シーズンへの興味を引く、上手い繋げ方だった。もちろん、『Xファイル』のように飽きることがなければ、これからもずっと観続けるつもりだ。
先週から、今クールの地上波の連続ドラマの第1回を色々観てみたのだけれど、とりあえず『不機嫌なジーン』と『優しい時間』は、もう観ないことにした。理由は「第1話を観終わった時、続きが気にならなかったから」。連続ドラマは、視聴者に「次はどうなるんだろう」と思わせなきゃ続かない。製作側も"第1話が重要"と分かっているはずなのに、それでも第1話で視聴者の気持ちを掴みきれないようなドラマが、最後まで面白くなるはずがない。『不機嫌なジーン』に関しては、私の好きなタレント・第1位のオダギリジョーが出ているにも関わらず、私はドラマの途中でテレビのスイッチを切りたくなった。もう二度と観ることはないだろう。
面白くない映画にも、私の中ではひとつの定義がある。
「最初の15分が面白くない作品は、最後まで面白くなることはない」
これは、これまでで1000本近くの映画を観て来た私が、統計的に考えて決定づけた定義だ。以前の私は「面白くない」と判断した時には、たとえ自分がお金を払って観た映画でも、30分くらいで劇場を途中退出してしていた。つまらないものを最後まで観させられて、「私のお金と時間を返せ」と怒るくらいなら、いっそのこと、被害をお金だけにとどめておいた方がいいと思っていたのだ。
最近では、面白くない映画を観ることも、それなりにネタになるので、面白くなくても我慢して最後まで観るようにしている。今日観た『スパイ・バウンド』も、そういう映画だった。
ジョルジュ(ヴァンサン・カッセル)とリザ(モニカ・ベルッチ)は、フランスのスパイ。二人は上からの指令により、スイスで武器の密輸をしている船を爆破して沈めるという任務に就くが、その準備の途中、リザはアメリカ領事館員と名乗る男に、作戦を中止するように警告を受ける。リザは作戦が外部に漏れていることが気がかりだったが、指令通りに任務を実行した。しかし、スイスを出国しようとした空港で、リザは警察に逮捕されてしまう。彼女の鞄の中には、身に覚えの無いヘロインが隠されていたのだった。
実際にフランスのスパイをしていて、ニュージーランドで逮捕されたという女性の証言によって、フランススパイの実体を描いた映画らしい。でも、最初の15分を観ていて、何がやりたい映画なのか分からなかった。最後まで観たが、結局何が言いたかった映画なのか全く分からなかった。ただスパイの実体を描いていただけで、娯楽の域には達していない。真実に基づいた"記録映画"なら、それもそれで良しだと思うのだけれど、それにしては、モニカ・ベルッチは、刑務所に入っていてもアイメークはばっちりだし、真に迫った感じが全く伝わってこない。結果、"娯楽映画"にも"記録映画"にもなれない、どっちつかずの作品となってしまっている。フランス人なら、自国のスパイの姿を観てそれなりに考えることがあるのだろうけど、日本人の私が観ても、面白くもなんともなかった。
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1. スパイ・バウンド 今年の143本目 [ 猫姫じゃ ] 2005年07月16日 02:18
スパイ・バウンド
別に意味はなかったのですが、オーシャンズ12 に引き続いてヴァンサン・カッセル 。
モニカ・ベルッチ との、夫婦競演、スパイアクション(?)もの。
淡々とした、良く言えば、クールな映画なの。 でも、、
山なし、落ちな
2. スパイ・バウンド [ ぶっちゃけ…独り言? ] 2005年10月21日 04:19
4.5点 (10点満点で採点してます。6点が合格ラインです。)
何とも地味な作品でした。
これと言って派手なアクションで盛り上がるわけでもなく、
かと言ってピリピリするよーな緊張感があるわけでもなく、
淡々と話だけが進んでくんですよね。
はっきり言って、かなり退屈...
3. スパイ・バウンド [ グレート・タカの徒然なるままに… ] 2006年04月01日 17:30
ヴァンサン・カッセル主演のスパイもの。
モニカ・ベルッチ目当てでDVDを借りてきた。
実話を基にしてるらしいが、なにが言いたいんだ?
さっぱりストーリーが分からん。
え、これで終わり?
ってとこで突然終わるし。
フランス映画だから、こんなもんなのか?
...
4. ナイワ・ニムリ -スパイ・バウンド- [ ぐぅちゅえんの見たり読んだり ] 2006年05月11日 19:59
以前に観た「ティアーズ・オブ・ザ・サン」
そこで、モニカ・ベルッチの演技について
触れてたので、今度はどうかと
興味津々で観た「スパイ・バウンド」
しかし、この女優を好きになれないからか
どうしても、演技が良く見えない。
「イタリアの宝石」と呼ばれてい...
5. スパイ・バウンド [ Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆) ] 2006年10月20日 15:57
評価:★1点(満点10点)
監督:フレデリック・シェンデルフェール
主演:モニカ・ベルッチ ヴァンサン・カッセル アンドレ・デュソリエ
2004年 110min
【あらすじ】
フランス対外保安総局(DGSE)の諜報部員リザ(モニカ・ベルッチ)は
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