2005年03月30日
小ネタで楽しませてくれるが、話は平凡◆『世界で一番パパが好き!』
3月30日(水)TOHOシネマズ木曽川にて
『気になる映画』でも紹介した『世界で一番パパが好き!』の公開が始まったので、早速観に行くことに。「集客は難しいかもしれない」と予想していた通り、今日の観客は7名だった。寂しい…。
オリー(ベン・アフレック)は、ニューヨークのマンハッタンで、音楽業界の宣伝マンをしていた。彼は恋人のガートルード(ジェニファー・ロペス)と熱愛の上、結婚するが、彼女は娘・ガーティを出産したと同時に亡くなってしまう。ショックを受けたオリーは、子育てを放棄し、ニュージャージーに住む父親に娘を預けて仕事に没頭する。しかしオリーは、ある事件をきっかけに音楽業界から追放されることに。ニューヨークからニュージャージーに移り住み、清掃業をしながら子育てをしているうち、娘の存在はかけがえのないものになって行く。それから7年。毎日を幸せに暮らしながらも、オリーはニューヨークの音楽業界に戻りたいと考えていた。
ベン・アフレックとジェニファー・ロペスがまだ熱愛中の時に撮った映画で、二人は夫婦役を演じ、ゴールデン・ラズべリー賞(ラジー賞)の最悪カップル賞にノミネートされてしまったという、曰く付きの作品である。しかし、そんなに酷いカップルを演じているかと言えばそうでもなく、ラジー賞ノミネートも、ゴシップ絡みで茶化されただけという気がした。
ベン・アフレックが父親役というのが、ちょっとピンと来なかったのだが、マンハッタンでバリバリと働いていた業界人が、男手で子育てをしなければならなくなり、仕事と娘の間で悩む男の役が意外にもハマっていた。ベンの娘役の女の子もとても可愛く、見ているだけでほのぼのした気持ちになる。
ベン・アフレックが、音楽業界の宣伝マンという設定のため、ジョージ・マイケル、マドンナ、ウィル・スミスなどの大物アーティストの名前を使ったり、ジェニファー・ロペスにグラミー賞絡みの皮肉を言わせたりと、音楽ものの小ネタがポンポンと飛び出す。明らかにウケを狙っているのが分かり、少し「やり過ぎ」の感もなかったことはないが、それなりに楽しめた。
その他にも、リヴ・タイラーにエッチなセリフを言わせたり、マット・デイモンをゲスト出演させたり、ウィル・スミスを本人役で出演させたりと、楽しめる小ネタは満載なのだが、肝心のストーリーは、あまりにもオーソドックスで物足りない。平凡なストーリーを、小ネタの羅列で誤魔化している感がある。ケヴィン・スミスの作品は、『チェイシング・エイミー』が大好きだったので、期待してただけに、ちょっとガッカリした。
公式サイトには、こんなことが書いてあった。
スミス自身が「これまでで最もパーソナルな映画」と語る本作を、彼は2003年に他界した彼自身の“世界一のパパ”、ドナルド・E・スミスに捧げている。
確かにエンドクレジットの前に、そんなメッセージが出てきた。(しかも、監督の“世界一のパパ”の写真入りで)私はこういうのを見ると、一気に冷めてしまう。
ダウンタウンの松本人志が、日経エンタテイメントの『シネマ坊主』という映画コラムの中で、「"誰々に捧ぐ"というメッセージはいらない。捧ぐなら観客に捧げろ」と書いていたが、私もその意見に激しく同意する。観客はお金を払って映画を観に来ているのだ。それなのに、その映画が監督の死んだパパに捧げて作られているだなんて、冗談じゃない。パパに捧げたいなら、身内だけで上映会でもやってもらえればいい。監督は観客からお金を取る以上、全身全霊を尽くして「観客を楽しませること」を考えるべきだと思う。
この作品の原題は"jersey girl"。「ニュージャージーの少女」という意味だと思うが、ほとんどが家の中で繰り広げられるエピソードばかりで、ストーリーの中に「ニュージャージーの少女」を強く印象付けるものがない。ストーリー冒頭は、ガーティが学校で作文を読むシーンから始まるが、それはその後の、どのシーンにも繋がっていない。“世界一のパパ”に捧げてしまった為か、中途半端な作品になっているような印象だった。悪い作品ではないし、それなりに楽しんだのだけれど、観終わった時に満足感は得られなかった。
あと、余談だけど…
この映画にカメオで出てくるマット・デイモンがあまりにも不細工でびっくりした。思わず「ええっっ!?」と口に出そうになったくらいだ。『ボーン・スプレマシー』の時にはあんなにカッコよかったのに。惚れちゃうんじゃないかと思うくらいカッコよかったのに。俳優って、役によってあんなに顔も変わっちゃうもんなんだなと、つくづく思ってみたり。
『気になる映画』でも紹介した『世界で一番パパが好き!』の公開が始まったので、早速観に行くことに。「集客は難しいかもしれない」と予想していた通り、今日の観客は7名だった。寂しい…。
オリー(ベン・アフレック)は、ニューヨークのマンハッタンで、音楽業界の宣伝マンをしていた。彼は恋人のガートルード(ジェニファー・ロペス)と熱愛の上、結婚するが、彼女は娘・ガーティを出産したと同時に亡くなってしまう。ショックを受けたオリーは、子育てを放棄し、ニュージャージーに住む父親に娘を預けて仕事に没頭する。しかしオリーは、ある事件をきっかけに音楽業界から追放されることに。ニューヨークからニュージャージーに移り住み、清掃業をしながら子育てをしているうち、娘の存在はかけがえのないものになって行く。それから7年。毎日を幸せに暮らしながらも、オリーはニューヨークの音楽業界に戻りたいと考えていた。
ベン・アフレックとジェニファー・ロペスがまだ熱愛中の時に撮った映画で、二人は夫婦役を演じ、ゴールデン・ラズべリー賞(ラジー賞)の最悪カップル賞にノミネートされてしまったという、曰く付きの作品である。しかし、そんなに酷いカップルを演じているかと言えばそうでもなく、ラジー賞ノミネートも、ゴシップ絡みで茶化されただけという気がした。
ベン・アフレックが父親役というのが、ちょっとピンと来なかったのだが、マンハッタンでバリバリと働いていた業界人が、男手で子育てをしなければならなくなり、仕事と娘の間で悩む男の役が意外にもハマっていた。ベンの娘役の女の子もとても可愛く、見ているだけでほのぼのした気持ちになる。
ベン・アフレックが、音楽業界の宣伝マンという設定のため、ジョージ・マイケル、マドンナ、ウィル・スミスなどの大物アーティストの名前を使ったり、ジェニファー・ロペスにグラミー賞絡みの皮肉を言わせたりと、音楽ものの小ネタがポンポンと飛び出す。明らかにウケを狙っているのが分かり、少し「やり過ぎ」の感もなかったことはないが、それなりに楽しめた。
その他にも、リヴ・タイラーにエッチなセリフを言わせたり、マット・デイモンをゲスト出演させたり、ウィル・スミスを本人役で出演させたりと、楽しめる小ネタは満載なのだが、肝心のストーリーは、あまりにもオーソドックスで物足りない。平凡なストーリーを、小ネタの羅列で誤魔化している感がある。ケヴィン・スミスの作品は、『チェイシング・エイミー』が大好きだったので、期待してただけに、ちょっとガッカリした。
公式サイトには、こんなことが書いてあった。
スミス自身が「これまでで最もパーソナルな映画」と語る本作を、彼は2003年に他界した彼自身の“世界一のパパ”、ドナルド・E・スミスに捧げている。
確かにエンドクレジットの前に、そんなメッセージが出てきた。(しかも、監督の“世界一のパパ”の写真入りで)私はこういうのを見ると、一気に冷めてしまう。
ダウンタウンの松本人志が、日経エンタテイメントの『シネマ坊主』という映画コラムの中で、「"誰々に捧ぐ"というメッセージはいらない。捧ぐなら観客に捧げろ」と書いていたが、私もその意見に激しく同意する。観客はお金を払って映画を観に来ているのだ。それなのに、その映画が監督の死んだパパに捧げて作られているだなんて、冗談じゃない。パパに捧げたいなら、身内だけで上映会でもやってもらえればいい。監督は観客からお金を取る以上、全身全霊を尽くして「観客を楽しませること」を考えるべきだと思う。
この作品の原題は"jersey girl"。「ニュージャージーの少女」という意味だと思うが、ほとんどが家の中で繰り広げられるエピソードばかりで、ストーリーの中に「ニュージャージーの少女」を強く印象付けるものがない。ストーリー冒頭は、ガーティが学校で作文を読むシーンから始まるが、それはその後の、どのシーンにも繋がっていない。“世界一のパパ”に捧げてしまった為か、中途半端な作品になっているような印象だった。悪い作品ではないし、それなりに楽しんだのだけれど、観終わった時に満足感は得られなかった。
あと、余談だけど…
この映画にカメオで出てくるマット・デイモンがあまりにも不細工でびっくりした。思わず「ええっっ!?」と口に出そうになったくらいだ。『ボーン・スプレマシー』の時にはあんなにカッコよかったのに。惚れちゃうんじゃないかと思うくらいカッコよかったのに。俳優って、役によってあんなに顔も変わっちゃうもんなんだなと、つくづく思ってみたり。
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1. 世界で一番パパが好き! [ ネタバレ映画館 ] 2005年03月31日 22:27
前半がどうしようもなく寒いギャグと力のないベン・アフレックの演技によって、ラジー候補もしょうがないかなと思わせたけど、フレッシュ・プリンス本人が登場してから盛り上がった!
【ネタバレあり】
ケヴィン・スミス監督がベン・アフレックと組んだ5作目の映画。公
2. 『世界で一番パパが好き!』 [ ぺぺのつぶやき ] 2005年03月31日 23:30
アメリカ 2004年 101分
監督 ケヴィン・スミス
脚本 ケヴィン・スミス
出演 ベン・アフレック 、リヴ・タイラー 、ジョージ・カーリン 、ラクエル・カストロ 、ジェイソン・ビッグス
「世界で一番パパが好き!」公式サイト→ココ
ストーリー
...
3. 娘をとるか、仕事をとるか。二者択一を迫られた男の決断は… [ 人生はお伽話もしくは映画のよう ] 2005年04月01日 07:50
「世界で一番パパが好き!」 都会、例えば日本でいえば東京って所は何でもある場所。旨い食事から面白い芝居まで、お金さえあれば好きなものが手に入る。仕事だって豊富だ
4. 映画『世界で一番パパが好き!』 [ EVERSMILE(エバースマイル) ] 2005年04月02日 13:38
原題:Jersey Girl監督:ケヴィン・スミス製作総指揮:ケヴィン・スミス、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン脚本:ケヴィン・スミス出演:ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ジョージ・カーリン、ラクエル・カストロ、ジェイソン・ビッグス製作年度:2004年
5. 世界で一番パパが好き [ m_review ] 2005年04月04日 00:12
マンハッタンで音楽業界のやり手パブリシストとして働くオリーは、最愛の恋人と結婚し、幸福に満ちあふれていた。ところが、妻は出産と同時にこの世を去ってしまう。悲しみに押しつぶされ、仕事で大失態を演じたオリーは、故郷ニュージャージーへ戻り、父の家で暮らすこ
6. ★★★「世界で一番パパが好き!」ベン・アフレック、ラクエル・カ... [ こぶたのベイブウ映画日記 ] 2005年04月05日 00:26
「ロボットの映画、まだ観てないんだ」「いいよ、いまいちだったろ」のシーンが好き。子供の表情が、とてもキュートで魅力的!学芸会の時の笑顔に、胸がキュンとしました!!でも、あの会話だけで人生を決めてしまうオリーが、とても単純すぎる気がして不思議でした。彼にと...
7. 世界で一番パパが好き [ レンタルだけど映画好き ] 2005年12月11日 19:03
コメディ/ドラマ/ロマンス
2004年 アメリカ
監督 ケヴィン・スミス
出演 ベン・アフレック/リヴ・タイラー/ジョージ・カーリン/ラクエル・カストロ/ジェイソン・ビッグス/ジェニファー・ロペス/スティーヴン・ルート/マイク・スター/ジェニファー・シュウォールバッ...
8. 世界で一番パパが好き! [ 色即是空日記+α ] 2006年01月09日 16:16
要俳優養成学校俳優 ベン・アフレック主演(爆 (チーム★アメリカ 見てからこのフレーズがはなれないww)
出産のときにママが死んでしまう。ママの名前をつけた愛する娘のために、NYでの広告マンの仕事をやめて、故郷のニュージャージーで地味な仕事をして暮....
9. 世界で一番パパが好き [ cinema note+ ] 2006年03月02日 00:56
JERSEY GIRL
2004年 アメリカ
ひと昔前のドラマのタイトルみたいですが、内容は可もなく不可もなくって感じでした。
ベンアフが可愛い女の子の父親役やってましたが、彼は実生活
10. 世界で一番パパが好き!…レンタルで [ ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画 ] 2006年03月10日 22:38
今日も快晴{/kaeru_fine/}でした!!
今日は息子の中学は卒業式だったようで、ヤツは休みだったみたい。
朝、起こしに行ったら「今日は休み」何ていうもんで困ります。事前に言っとけよ。
中学生とはこういうもんでしょうか???
私はまだ素直だったような気がしますが。
...
11. 世界で一番パパが好き! (Jersey Girl) [ Subterranean サブタレイニアン ] 2006年04月05日 03:15
監督 ケヴィン・スミス 主演 ベン・アフレック 2004年 アメリカ映画 101分 ドラマ 採点★★★ コミックと映画(特に『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』)への溢れんばかりの愛情と、故郷ニュージャージーへの愛憎。そして、自身の手痛い体験を作品に織り込み続ける男、ケヴィ....
12. 映画『世界で一番パパが好き!』 [ 茸茶の想い ∞ ??祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり?? ] 2006年06月11日 16:19
原題:Jersey Girl/ジャージーガール
大きくなったらパパのお嫁さんになるって、最初の恋人はパパって、世界で一番パパが好きって、でも思春期を迎える頃にはすっかり別人だよね・・。
音楽業界の宣伝マンとして働くオリー・トリンキ(ベン・アフレック)、妻のガー...
13. 世界で一番パパが好き! [ とりあえずな日々(仮) ] 2006年06月12日 04:12
14. 映画評「世界で一番パパが好き!」 [ プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] ] 2006年06月20日 13:57
☆☆★(5点/10点満点中)
2004年アメリカ映画 監督ケヴィン・スミス
ネタバレあり
15. <世界で一番パパが好き!> [ 楽蜻庵別館 ] 2006年06月20日 20:24
2004年 アメリカ 103分
原題 Jersey Girl
監督 ケヴィン・スミス
脚本 ケヴィン・スミス
撮影 ヴィルモス・シグモンド
音楽 ジェームズ・L・ヴェナブル
出演 オリー・トリンキ:ベン・アフレック
バート・トリンキ:ジョージ・カーリン
マヤ:...
この記事へのコメント
1. Posted by
kossy
2005年03月31日 22:30
まさに内輪で楽しんで作ったような雰囲気でした。
邦題の付け方だけは納得いきません・・・
邦題の付け方だけは納得いきません・・・
2. Posted by
moco fleeks
2005年04月01日 00:20
『世界で一番パパが好き!』って、何だかテレビドラマのタイトルみたい。
爽やかな父娘モノというイメージでウケを狙ったんでしょうね。
爽やかな父娘モノというイメージでウケを狙ったんでしょうね。






