2005年07月21日
人物相関図を把握するのが大変◆『姑獲鳥の夏』
京極夏彦の小説は、何となく難しそうで手が出ない。 …というより、実際難しいのだろう。その映像化も難しいと言われていた独特の世界観が、今回初めて映画になったという。私は予告編での知識しかなかったので、てっきり堤真一が演じる京極堂が金田一耕助のような探偵で、難事件を解決して行く話かと思ったら、違っていたので意外だった。京極堂は古本屋の店主であり、神社の神主であり、陰陽師だったのだ。探偵は別に居て京極堂に協力するのだが、阿部寛が演じるこのやる気のない探偵・榎木津も、実は「見えないものが見える」という、不思議な力を持っている。登場人物たちのキャラクターは魅力的だった。しかし、ストーリーはどうなんだろう…。
昭和20年の夏。由緒正しき大病院・久遠寺医院にまつわる、色んな不気味な噂が立っていた。医院の婿養子は、ある研究を完成させた直後に、病院内の密室から姿を消して行方不明となり、その妻は妊娠20ヶ月を過ぎても出産しない。おまけに、その病院で生まれた新生児が、次々と姿を消す。新生児連続誘拐事件を捜査する刑事・木場(宮迫博之)は、聞き込みをしていくうちに、その久遠寺医院にまつわる噂を耳にする。
元々難しい話を、映画的にかなり分かりやすくアレンジしたのだろう… というのは私の勝手な推測なのだが、それでも難しかった。ストーリーのテンポに私の頭がついていけなくて、人物相関図を頭の中で構成するので精一杯で、とてもそのストーリーを楽しむ余裕がない。ラストシーンまで観て、ようやく人物の繋がりが理解出来たので、もう一度観ればよく分かるかもしれない。しかし、ミステリー作品なので、ネタが分かっているものをあえてもう一度観る気にはなれない。 …というより、そこまでしたいほど面白い話でもなかったというのが本音だったりもする。でも、決して面白くなかった訳ではない。可もなく、不可もなく…という印象だった。
原作での京極堂のイメージは分からないが、堤さんの京極堂はナカナカ良かったんじゃないかと思う。あと、榎木津探偵を演じた阿部寛も、彼らしくナイスキャラを演じていた。
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この記事へのコメント
原作を知らない方には説明不足な上に情報量が多すぎたようですね。
『姑獲鳥の夏』で最大の失敗は「年齢制限が無い」事なんです。
原作自体にストレートな性描写はないんです、1つ1つのエピソードには性的なものが絡んでくるのです。
先ず妊娠20ヶ月の理由。
久遠寺牧朗の失踪の理由。
久遠寺姉妹の姉の精神状態の理由。
そして関口君と久遠寺姉との関係。
ストレートな性描写は伴いませんが、エロチックなものが絡んでくるのです。
このあたりをばっさりカットしたのが「可も無く不可も無く」の原因だと思います。
こんにちは。
この作品、原作ファンにはとことん評価が低いですね。
私は「難しいけど、こんなモンかなー」という感じで観ていましたが…。
こうなると、シリーズ映画化というのは難しいかも。
あまりぶ厚いものは取っ付きにくいですが、
この本は原作のページ数がまだ少ないということなので、
一度読んでみないといけないかもいけませんね。
私は原作読者なので、映画そのものに集中できなくて、あそこはこうだったとか、キャストがどうのとかって見方ばっかりしてしまいました(@_@)
こんにちは。
最近livedoorのTBは調子が悪いようです。
ごめんなさいね。
やっぱり原作ファンにはとことん評判が悪いようですね。
私も本を読んでみなければ…。
この映画、やっぱり原作読んだものにしてみれば、ちょっと・・・って感じありますね。
京極堂シリーズは、かなり私のイメージが確立されちゃってるんで、なかなか現実で現れるものに、入り込めなかったような・・・。
こんにちは。
やっぱり原作ファンにはNGでしたか。
原作は難しそうで、ナカナカ手が出ない私なのですが…。







