2005年08月17日
所詮、ディズニーのファンタジー映画◆『ハービー/機械じかけのキューピッド』(吹替版)
夏休みに入り、シネコンのプログラムがあまりにもお子様向けになってしまい、観る映画がなくなってしまったので、特別に観たいわけではないが観に来た。完全に「お子様向け」扱いなのか、この地方では字幕版の上映は皆無で、全てが吹替え版になっている。主役のリンジー・ローハンの声は土屋アンナが吹き替えすると聞いたので、それで少しだけ興味が沸いた。
渡されたチケットには、この劇場で一番大きなスクリーンの番号が表示されている。もしかして、そんなに大人気なのか?と思ったら、中はガラガラだった。しかも、ほとんどがお子様と一緒の家族連れだったりする。少なくとも、いい年齢してこの映画をひとりで観に来ている客は、私ひとりきりだったことは間違いない。もしかして、完全に失敗だった?
観る前は知らなかったのだが、この映画は1969年に公開されて大ヒットした、人間の意志を持ったワーゲン"ハービー"と、落ち目のレーサーとの友情を描いた『ラブ・バッグ』の続編なのだという。かつてはレース場で大暴れしたハービーだったが、それから35年経ち、廃車寸前になる。しかし、スクラップ工場でレーサー志望の女の子・マギー(リンジー・ローハン)と出会い、再びNASのレース場に戻ってくる…という話だ。『ハービー』のシリーズは大人気だったらしく、『ラブ・バッグ』以降、今回の『ハービー/機械じかけのキューピッド』を含め、5作の続編が作られているらしい。
レーサー一家に育ったマギーは、クルマの運転が大好き。しかし、1度大きな事故を起こしてから、父親にレースに出ることを止められていた。そんな中、マギーは父親から大学の卒業祝いとして、スクラップ工場から旧式のフォルクスワーゲンのビートルをプレゼントされる。そのクルマのボディには、かつてレースカーであったような「53」という数字が入っていて、ダッシュボードからは「"ハービー"をよろしく」と書かれた一枚の手紙が出てきた。どうやらこのクルマの名前は"ハービー"というらしい。マギーがそう思った瞬間、ハービーはマギーを乗せて勝手に走り出した。次第にクルマを運転する楽しさを思い出してきたマギー。ハービーとマギーはいい相棒になった。
その一方、マギー一家のチームはレースで負け続きで、スポンサーはどんどん降りてしまっていた。次のレースに負けたら、レースチームを諦めなければいけない。そんな中、せっかく予選を勝ち残ったマギーの兄は、怪我をして決勝レースに出られなくなってしまう。マギーはハービーと共にそのレースに出ることにした。
アメリカのティーンのカリスマ、リンジー・ローハン主演の映画なので、もう少しは大人でも楽しめると思ったが、完全に子供向けの作品だった。決して面白くないわけではないが、何か物足りない。ストーリーが単純な上、毒がなくて甘すぎるのだ。悪役(マット・ディロン)も一応出てくるものの、見ているとただの間抜けなので(『ドッジボール』のベン・スティラーのようだった)、ハービーやマギーがそんな奴に負けるわけがないと、安心していられるのだ。迫力のあるNASレースのシーンも見られるが、見せ場はハービーの「あり得ないワザ」の連続なので、レース好きの人があえて観る作品でもないような気がする。
ディズニーのファンタジー映画なので、おきまりのハッピーエンドも仕方ない。そう思って観る覚悟がなければ、とても大人が観ていられる作品ではない。ただ、旧型ビートルのハービーが新型ビートルに恋をするシーンで、「年齢が違いすぎよ」とマギーに諭されるシーンは面白かったかも。あと、土屋アンナの吹替えは普通の声優に比べ、決して上手いとはいえなかったが、ハスキーな低音がマギーのイメージに合っていたと思う。
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この記事へのコメント
ところが、読んでビックリ!!
あまりに感想がソックリだったので、
(多分、誰が見ても同じ感想になるってことなんでしょうね)
もう一本のリンジー・ローハン関連記事の方をTBしてみました。
月に12〜3本も見てるんですか。私もたいがい月に10本以上見てるはずなんですが、ブログで書いた経歴を見返すと、その半分も紹介してないんですよね。怠慢?
いやいや、時間がなくて……それなのに、余計なことばかり書いてるから、なのでしょうか、いつも書くタイミングが遅れてしまうんですよねえ。それで公開が終わってしまうと書かなくてもいいやってなっちゃう。現在、うまい解決方法を模索中です。
いいアドバイスがありましたら、よろしくお願いしまーす。
たしかに大人向けではなく子供向けですね。
ただ、前作「ラブバック」を見てるとオープニングやスクラップ工場でのシーンも感慨深いものがありますよ。
音楽もシチュエーションにあってたきがします。
吹替え版は見てないんですが土屋アンナさんよかったんですか?
ワーゲン好きだし、もう一度みたい派なのでDVDになったら見てみようかな。
こんにちは。
観た映画の感想を書くのは、結構大変ですよ。私も苦労しています。
私が実践しているコツは「観た翌日に書くこと」。
ネタがひらめくのって、お風呂に入ってシャワーで髪を洗っている時が多いんです。だから、私もだいたい最短で1日遅れのアップになりますよ。
こんにちは。
『ラブバック』はぜひ観てみたいです。
それを観ていたら、また全く違った印象だったでしょうね。
私も旧ビートルは好きです。
子供の頃、一日に何台見るといいことがある…とかやりませんでした?幸せな気持ちにさせてくれるクルマですよね。
続編だったから最初にあんなに回想シーンがあったんですね〜。
勉強になりました

私も『ラブバック』観てみたいな。
ディズニー映画は毒がないところが魅力かな、と思います。
だから気分により選んだらいいかと思いますね。
後味が悪くならないっていう保障があるのはいいことでもあると思います、私は。
何の予備知識もなく観てしまった。
お恥ずかしいです・・
私も『ラブバック』観たいですね〜
ディズニーの映画は安心して観れますよね。だからあえて観たい時もあるんですよね。心が弱ってるのかしら??
こんにちは。
私も最初のモノクロ映像に「?」と思ったのですが、続編だと知って前の作品も観てみたくなりました。
ディズニー×リンジー・ローハンの映画は、前作の『フォーチュン・クッキー』がかなり面白かったので、ちょっと期待しすぎてしまったようです。
今回の劇中でも、手紙を見つけたマギーが「おみくじクッキー(フォーチュン・クッキーのこと)みたい」というセリフがあって、クスっとさせられました。
TBありがとうございました。
休暇でブログが開けなかったので帰ってきてからお返しだけでもと思っていたのですが、こちらのページに入れずに何度もクリックして重複してしまいました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
何度やっても学習できないアホです。
よろしくお願いいたします。
こんにちは。
私も観たあとにネットで色々検索して情報収集して知ったのでした。
「あえて毒がない映画」が観たい気分の時ってありますよね。私もそういう時に観れば、もう少し違った印象になったかもしれません。
こんにちは。
あまりお気になされませんよう。
私も非常によくやります

片方削除しておきますね。
実写版アニメのつもりで観たので、息抜きにはなかなかよかったです。期待して行ったら私もぼろくそに言っていたかもしれません。(笑)
続き物とは知らず。。。シリーズで観てみたいなあ。
そういえば、この間六本木のオートバックス?で実物(コピー)のハービー見ました。
私的には結構面白い作品でした。ディズニー映画だからって覚悟してたからかな?
でもこれを見てワーゲンがほしくなりました。
そしてごめんなさい。
なんか誤って二つTBしちゃいました。
そちらで処理できるようであればお願いします。
今週は5〜7作品見る予定なのでよければ遊びに来てくださいね。
それではまた。
こんにちは。
私ももう少しだけ悪役に毒があれば面白かったのだと思うのですが…。
>そういえば、この間六本木のオートバックス?で実物(コピー)のハービー見ました。
え〜
ビートルにハービーと同じペインティングをしたモノっていうことですよね?いいなー。ビートル好きの私としては、それも見たかったです。こんにちは。
私も旧ビートルは昔から憧れのクルマでした。もうなかなか手に入りませんよね。(手に入れるだけのお金もないけど…)
こんにちは。TBありがとうございます。
TBのダブリは処理しておきますね。
週に5〜7作品なんてすごい!
また遊びに行かせて下さい。僕は、子供の頃見た「LOVEBUGモンテカルロ大爆走」(3作目)に影響されてビートルに乗っています。
だから今回の「FULLYLOADED」は、映画が日本で公開されたと言うだけで、ものすごく嬉しいです。
もちろん、車もハービーコスプレにして乗ってますよ!
こんにちは。
写真でハービーコスプレのビートルを見せていただきました。
やっぱりかわいい

ビートル好きとしては、ビートルに乗っていらっしゃるなんて、羨ましい限りです。
共犯感覚があると気分良く盛り上がれると思うんです。
この時代にこの作品が戻ってきてくれただけで、それだけで感謝に堪えないボクです。
イタリアンジョブ(邦題ミニミニ大作戦)みたいにクルマが最新のビートルになっていなかったことがとてもほっとしました。
こんにちは。
>ラブバッグとビートルのことと70年代を同時に理解している人がみるととても楽しめる作品です。
やっぱりそうなんですよね。私はビートルだけは子供の頃から好きだったので観に行ったのですが、やっぱり前作を知っているかいないかでは、面白さに格段の差が出る作品だと思いました。







