2006年01月17日
タイトルの意味が汲み取れない◆『プライドと偏見』
1月14日(土)TOHOシネマズ木曽川にて18世紀末のイギリスの田舎町。娘ばかり5人のべネット家の隣りに、大金持ちの貴公子ビングリー(サイモン・ウッズ)が引っ越してくる。ベネット家の母親(ブレンダ・ブレッシン)は娘たちを資産家と結婚させようと躍起になり、娘たちも皆、金持ちと結婚することだけが女性の幸せだと思っていた。ビングリーは美人の長女ジェーン(ロザムンド・パイク)に惹かれ、ふたりは恋に落ちる。一方、次女のエリザベス(キーラ・ナイトレイ)は、ビングリーの親友ダーシー(マシュー・マクファディン)のことが気になるが、彼が自分を侮辱する言葉を耳にしてしまい、強い反感を抱く。しかし、嫌っていても、なぜかダーシーの存在が気になって仕方がないエリザベスだった。そんな彼女は、やがてダーシーの本当の気持ちを知る。
18世紀末のイギリスの上流社会では、女性に財産相続権がなかったのだそうだ。だから、「金持ちとの結婚」こそが、女性にとって人生の全てだったらしい。物語の中でダーシーは(長女、次女を除いた)ベネット家のことを「下品だ」と指摘するが、私の目にもそう映って仕方なかった。母親はギラギラとした目で獲物を追いかけている狼のようにも見えたし、下の娘たち3人には気品も何も感じられず、「お金さえ持っていれば誰でもいい」と、男たちの気を引こうとする。そういう時代を的確に表現していたのかもしれないが、同じ女として、彼女たちの行動はどこか情けなく、見ていて気持ちのいいものではなかった。
そんな中で、キーラ・ナイトレイが演じるエリザベスの恋が語られるのだが、ダーシーと惹かれ合った理由が、いまひとつよく分からなかった。エリザベスは主役だけあって、それなりに魅力的に描かれていたものの、私自身がダーシーに魅力を感じなかったこともあり、なぜ彼女がダーシーに惹かれていったのかがよく分からない。(やっぱりお金なのだろうか?)
そんなダーシーがエリザベスに気持ちを告白するのも唐突で、いきなり「あなたを愛しています」という言葉を出したことに、私はかなり引いてしまった。「あなたのことが好きだ」という告白なら分かる。しかし、「愛している」という言葉はもっと重いものであって、初めて自分の気持ちを伝える時に使う言葉ではないような気がするのだが…。(それとも、翻訳のせいなのだろうか?)
イギリス女流文学の最高峰ジェーン・オースティンの作品が原作となっている。原題は『Pride and Prejudice』。それをそのまま翻訳して『プライドと偏見』という日本語タイトルになっている。確かにストーリーの中には『プライド』も『偏見』もあった。しかし、作品のメインテーマはもっと別のところにあったような気がして、このタイトルが表現したかったことを、残念ながら、私はこの作品から汲み取ることが出来なかった。
女性にとって「金持ちとの結婚」こそ、人生の全てだった時代があったことは確かで、この映画は、そんな時代の女性たちを描いたものなので、真っ向からそういう女性たちを否定することは間違っているのかもしれない。しかし私には、自立せずに男性にぶら下がって生きることしか出来ない女性たちの姿を見ても、面白いとは思えなかったことは確かだ。
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協賛 TWININGS
story
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《プライドと偏見》2005年 イギリス映画- 原題 -PRIDE PREJUD
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17「プライドと偏見」(イギリス)
18世紀末のイギリス。5人姉妹のいるベネット家の住む町に大富豪ビングリーが引っ越してくる。そこで次女のエリザベスとビングリーの友人ダーシーは出会う。しかし、気位の高いダーシーにエリザベスは反発を感じ、ダーシーもまたエ...
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まず、この写真は2002年に公開された「ベッカムに恋して」の頃のキーラ・ナイトレイ。主役のインド人の女の子もよかったが、私はこの時からキーラ・ナイトレイに注目していた。
「ベッカムに恋して」では主役Jessのサッカー仲間Jules役で、胸がペッタンコでサッカーに夢中...
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結構よかった あまり期待せずに行ったのが、吉と出たかも
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29. 『プライドと偏見』★★★ …時間が足りない…? [ きままにFUKUOKAライフ ] 2006年02月11日 15:34
『高慢と偏見』という話をご存知だろうか?
そう、この話の原作だ。私はこの本を読んだことないけど、タイトルだけは良く知っていた。
なぜなら…私のお気に入りの原作&映画作品の {{{ブリジット・ジョーンズの日記}}} に出てくるから♪
あのマーク・ダーシーは、本作に...
30. ★プライドと偏見@池袋ヒューマックスシネマズ:土曜日午後 [ 映画とアートで☆ひとやすみひと休み ] 2006年02月12日 16:45
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31. *プライドと偏見* [ Cartouche ] 2006年02月26日 00:48
***STORY*** 2005年 イギリス
18世紀末のイギリス。田舎町に暮らすベネット家の5人の子どもはいずれも女ばかり。女性に相続権がないこの時代、父親が死んだら家も土地も遠縁の男子が継ぎ、娘たちは路頭に迷ってしまう。母親はなん...
32. プライドと偏見 [ シネクリシェ ] 2006年02月27日 06:20
今日の目から見れば、しごくまっとうな、おとなしい歴史恋愛劇に思えます。ごく普通の地主階級の、ごく普通の男女の恋愛譚のようですが、実は18世
33. プライドと偏見 [ 映画通の部屋 ] 2006年03月04日 20:12
「プライドと偏見」PRIDE PREJUDICE / 製作:2005年、イギリス
34. プライドと偏見 [ ぶっちゃけ…独り言? ] 2006年05月21日 04:06
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実はワタクシ、ガラにも無く『若草物語』や『赤毛のアン』が大好きです。
なので似たよーな香りのするこの作品も嫌いなはずがないので、かなり期待
しながら観ました。
が、これがまた微妙でして・・・
い...
35. プライドと偏見 [ 金言豆のブログ ・・・映画、本、イベント情報等 ] 2006年05月22日 15:36
★本日の金言豆★
ジェーン・オースティン:1775年12月16日〜1817年7月18日。1796年ごろに書いたといわれる「First Impressions」がのちに改題・出版され、イギリスで最も長く愛される恋愛小説と〉
36. プライドと偏見 [ シナリオ3人娘プラス1のシナリオ・センター大阪校日記 ] 2006年05月26日 14:00
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
プライドと偏見
女性でこの作品が嫌いという人はなかなかいないのではないでしょうか? 18世紀末のイギリスの田舎を舞台にした貴族社会のお話なので、レースをふんだんに使った豪華なドレスを見るだけでもうっとりしてしま
37. 試写会♪「プライドと偏見」 [ ゆ〜みんStyle Dairy ] 2006年06月28日 10:13
***********ストーリー****************
18世紀末のイギリス。5人姉妹がいるベネット家の隣に大富豪の独身男性ビングリーが引っ越してきた。美しく慎み深い長女ジェーンとビングリーが互いに惹かれ合う一方で、快活な次女エリザベスは、ビン...
38. プライドと偏見−(映画:87本目)− [ デコ親父はいつも減量中 ] 2006年06月29日 22:51
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出演:キーラ・ナイトレイ、タルラ・ライリー、ロザムンド・パイク、ジェナ・マローン、ケイリー・マリガン、ドナルド・サザーランド、
ブレンダ・ブレシン、クローディー・ブレイクリー、マシュー・マクファディン、トム・ホラン....
39. NO.161「プライドと偏見」(イギリス/ジョー・ライト監督) [ サーカスな日々 ] 2006年07月30日 21:56
夏目漱石も絶賛したオースティン文学は、
食卓で観察し書かれたロマンスである。
ジェーン・オースティンは、18世紀から19世紀にかけての、イギリス女流文学者として、偉大な存在である。イギリス近代小説の祖とも、リアリズム小説の先駆けともいわれる。英国留学で英文学を...
40. NO.161「プライドと偏見」(イギリス/ジョー・ライト監督) [ サーカスな日々 ] 2006年07月30日 21:57
夏目漱石も絶賛したオースティン文学は、
食卓で観察し書かれたロマンスである。
ジェーン・オースティンは、18世紀から19世紀にかけての、イギリス女流文学者として、偉大な存在である。イギリス近代小説の祖とも、リアリズム小説の先駆けともいわれる。英国留学で英文学を...
41. プライドと偏見…レンタルで鑑賞 [ ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画 ] 2006年09月17日 17:52
先週はヒマだろうと踏んでいた私。
…甘かったです。メッチャ忙しかったよ〜{/face_naki/}
レンタルビデオもろくに観る時間が無くて、最後の1本(できれば後日記事に)なんか、3日ぐらいにわけて鑑賞しました。
あと、今台風が来てます{/hiyo_oro/}
凄い風{/face_hekomu/}...
この記事へのコメント
1. Posted by
かのん
2006年01月17日 22:39
私もタイトルが意味するところが物語からあまり感じ取れませんでした。いつそういう場面がくるのかと待っていたんですけどね。もっとドラマティックで元気なラブストーリーを想像してたせいか、ちょっと拍子抜けしちゃいました。
2. Posted by
桂木ユミ
2006年01月17日 23:21
>かのんさま
こんにちは。
私はよく知らなかったのですが、これはかなり有名な文学らしいですね。…ということは、映画ではそれを表現しきれていなかったということなのだと思います。映画はただの恋物語で、タイトルの重みを感じられませんでした。
こんにちは。
私はよく知らなかったのですが、これはかなり有名な文学らしいですね。…ということは、映画ではそれを表現しきれていなかったということなのだと思います。映画はただの恋物語で、タイトルの重みを感じられませんでした。
3. Posted by
tomo
2006年01月20日 12:51
こんにちは。私は「スタンドアップ」の後に鑑賞しました。
私も、あのダーシーの突然の「あなたを愛しています」には引きました。(苦笑)エリザベスが最初にダーシーに惹かれたのは「財力」だと感じますし。(最後は彼の内面かもしれないけれど)
下の娘達のあの下品な振る舞い、「こんなんでいいのか?」と疑問でした。
知的さが無い人間はどんな時代でも、魅力的ではないのではと。
私も、あのダーシーの突然の「あなたを愛しています」には引きました。(苦笑)エリザベスが最初にダーシーに惹かれたのは「財力」だと感じますし。(最後は彼の内面かもしれないけれど)
下の娘達のあの下品な振る舞い、「こんなんでいいのか?」と疑問でした。
知的さが無い人間はどんな時代でも、魅力的ではないのではと。
4. Posted by
HIROMIC WORLD
2006年01月22日 22:28
桂木ユミさん、こんばんわ。
妹2人と母親、当時の時代背景を表現するためには必要だったのでは?とイラツキながらも割り切って観てました。特に母親は、あれはあれで彼女なりに娘の幸せを願ってのことなのかも。現代にいてもおかしくないキャラですよね。
どちらにしろ、自分の身近や身内には願い下げですね★
妹2人と母親、当時の時代背景を表現するためには必要だったのでは?とイラツキながらも割り切って観てました。特に母親は、あれはあれで彼女なりに娘の幸せを願ってのことなのかも。現代にいてもおかしくないキャラですよね。
どちらにしろ、自分の身近や身内には願い下げですね★
5. Posted by
桂木ユミ
2006年01月23日 11:44
>tomoさま
こんにちは。
>私も、あのダーシーの突然の「あなたを愛しています」には引きました。(苦笑)
引きますよね。やっぱり。「愛している」という言葉は、もっと内面をよく知った者同士が使う言葉だと思うのです。
>知的さが無い人間はどんな時代でも、魅力的ではないのではと。
全くその通りだと思います。上の娘2人がしっかり育てられたのに、どうして下3人はああなっちゃったのでしょう。
こんにちは。
>私も、あのダーシーの突然の「あなたを愛しています」には引きました。(苦笑)
引きますよね。やっぱり。「愛している」という言葉は、もっと内面をよく知った者同士が使う言葉だと思うのです。
>知的さが無い人間はどんな時代でも、魅力的ではないのではと。
全くその通りだと思います。上の娘2人がしっかり育てられたのに、どうして下3人はああなっちゃったのでしょう。
6. Posted by
桂木ユミ
2006年01月23日 11:58
>HIROMIC WORLDさま
こんにちは。
あの母親に関しては、下品で下品で、見ていられないほどでした。娘のことというよりも、自分のことを考えているような気も…。
>どちらにしろ、自分の身近や身内には願い下げですね★
全くその通りですね。
こんにちは。
あの母親に関しては、下品で下品で、見ていられないほどでした。娘のことというよりも、自分のことを考えているような気も…。
>どちらにしろ、自分の身近や身内には願い下げですね★
全くその通りですね。
7. Posted by
natari
2006年02月11日 15:34
ようやく見ました。
本来私好みの話しだと思うんだけど、私も2人の感情があまり読み取れなかった一人です。
映画が短すぎたのかな、という気もするので原作本とドラマ版を頑張って近日トライ予定です♪
本来私好みの話しだと思うんだけど、私も2人の感情があまり読み取れなかった一人です。
映画が短すぎたのかな、という気もするので原作本とドラマ版を頑張って近日トライ予定です♪
8. Posted by
桂木ユミ
2006年02月11日 19:31
>natari
すごいなぁ…。原作本もドラマ版もかなりのボリュームだと聞いたけれど。「プライドと偏見」って、「プライド」はダーシー自身のことで、「偏見」はエリザベスのダーシーへの対する気持ちのこと?私には、それがよく分からなかったです。
すごいなぁ…。原作本もドラマ版もかなりのボリュームだと聞いたけれど。「プライドと偏見」って、「プライド」はダーシー自身のことで、「偏見」はエリザベスのダーシーへの対する気持ちのこと?私には、それがよく分からなかったです。
9. Posted by
kimion20002000
2006年08月02日 22:30
TBありがとう。
ちょうど、フランス革命も迫っているご時世で、貴族(領主)も、不安定さを帯びてきている時代なんでしょうね。つまり、近代のはじまりですが、この次女とダーシーは、それぞれ、従来のありかたから、無意識に逸脱していたと思います。つまりは、先進的であったというように僕はとらえました。
下の子3人は、「かしまし娘」で、うるさかったですけどね(笑)
ちょうど、フランス革命も迫っているご時世で、貴族(領主)も、不安定さを帯びてきている時代なんでしょうね。つまり、近代のはじまりですが、この次女とダーシーは、それぞれ、従来のありかたから、無意識に逸脱していたと思います。つまりは、先進的であったというように僕はとらえました。
下の子3人は、「かしまし娘」で、うるさかったですけどね(笑)
10. Posted by
桂木ユミ
2006年08月11日 00:00
>kimion20002000さま
こんにちは。
この作品にはかなり期待していただけに、ちょっと肩透かしを食らった気分でした。そういう時代だったのかもしれませんが、出てくる女性たちに魅力を感じられなかったんですよね…。
こんにちは。
この作品にはかなり期待していただけに、ちょっと肩透かしを食らった気分でした。そういう時代だったのかもしれませんが、出てくる女性たちに魅力を感じられなかったんですよね…。






