2006年02月25日
母の娘を思う気持ちは偉大◆『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』
2月23日(木)イオンシネマワンダーにて愛する娘クリスティーナのために、故郷のメキシコを離れ、ロサンゼルスに移り住んだシングルマザー、フロール(パズ・ヴェガ)。よりよい職を求め、ハウスキーパーとなった彼女が出会ったのは、悪気はないが無神経な専業主婦のデボラ(ティア・レオー二)と、ロスでも評判のいいレストランのオーナーシェフであるジョン(アダム・サンドラー)の夫婦が営む、見かけは裕福で幸福そうな、しかし、今にも崩れそうなクラスキー家だった。強引なデボラに乞われ、クラスキー家のマリブの夏の別荘に住み込むことになるフロールとクリスティーナ。贅沢で華やかな生活に喜ぶクリスティーナだが、フロールはクラスキー家に娘を住まわせることに対して、心配を隠せない。そんなある日、デボラやジョンがなにげなく取ったクリスティーナに対する行動が、フロールを激怒させてしまう。怒りを英語で表現出来ないフロール。クリスティーナに通訳させるが、それは互いのためによくないこと。それまでほとんど英語を話そうとしなかったフロールだが、大枚をはたいて英語を学ぶことにする。
「スパングリッシュ」とは、アメリカで暮らす4千万人近くのラテン系の人々によって話されている、スペイン語と英語の混成語のことらしい。言葉が通じないということは、自分の意思が通じないということ。私もロサンゼルスに旅行して、ファーストフード店で自分がオーダーしたものと違うものが出てきた時、文句を言うことも出来ずに我慢してそれを食べた記憶がある。そのオーダーを受けた店員もスパングリッシュを話す女性だった。彼女が純粋なアメリカ人だったら、もしかしたら私のカタコト英語も理解してくれたかもしれない。些細なことだが、言葉が上手く話せない、相手が話していることが分からない。意思の疎通が出来ないということは悲しいことだな、と思った。
この映画では「言葉の壁」がテーマになっているが、同時に文化の違いもしっかりと描かれている。娘・クリスティーナのためにアメリカに移り住んだフロールは、最初は英語を覚えようとしない。彼女は自分がメキシコ人であるという誇りは捨てていないのだ。
専業主婦のくせにハウスキーパーを雇い、自分はシェイプアップに自分の時間を使うことにしか興味がないデボラと、その家のハウスキーパーとなったフロールは、子供の育て方にも意見を対立させる。アメリカ人家庭でのアメリカ的考えに娘が影響されることをひどく心配したフロールは、娘のために英語を覚える努力を始める。自分の意思をクラスキー家に伝えるためには、娘に「それ」を通訳させなければいけないという現実に、自分自身が情けなくなくなり、それは娘のためにもよくないことだと考えるのだ。母親の愛というのは偉大なのだなと、改めて感じさせられるシーンだった。
デボラを演じるティア・レオー二と、フロールを演じるパズ・ヴェガが、あまりにも対照的で面白い。そして、クレジットは一番最初なのに、完全に主役をパズ・ヴェガに譲っているアダム・サンドラーの独特の情けなさも良かった。
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「スパングリッシュ」・・・アメリカで暮らす4千万人近くのラテン系の人々によって
話されるスペイン語と英語の合成語だ。
同様にシンガポールで話される英語を「シングリッシュ」
香港で話される英語を「ホングリッシュ」
なんていうのもたまに耳にする単語である。
...
6. 【 スパングリッシュ 】 [ もじゃ映画メモメモ ] 2006年02月25日 23:01
『恋愛小説家』のジェームズ・L・ブルックス監督、アダム・サンドラー主演だがコメディではなく、家族の愛を描いたドラマ。
スペイン女優のパズ・ヴェガが演じる美しく強い母親は魅力的、しかもナイスバディです。アダム・サンドラーとのレストランでの”足を床に”シ...
7. スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと [ まったりでいこう〜 ] 2006年02月25日 23:32
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...
8. 『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』 [ かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ] 2006年02月25日 23:42
極上の母の物語。
気楽に楽しめるヒューマン・ドラマであり、噛めばかむほどに深いテーマを持つ多様な味わい深さ。
コミュニケーションについて、親のあり方について、思いを馳せずにはいられない。
メキシコからロサンゼルスへ移住したシングルマザーのフロールがクラ...
9. *スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと* [ Cartouche ] 2006年02月26日 00:33
{{{ ***STORY*** 2004年 アメリカ
メキシコからロサンゼルスへ移住したシングルマザー、フロール(バズ・ヴェガ)は、何年経っても英語をほとんど理解しないまま、ある日、クラスキー家で家政婦として働き始める。
前途有望な...
10. スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと [ 週末に!この映画! ] 2006年02月26日 00:54
期待値:88% アダム・サンドラー主演映画。 爆笑コメディーと思いきや、そうでもないようです。 予
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トークイベント付女性限定特別試写会 ’06年1月14日より公開
ドラマ/コメディ/ロマンス
2005年 アメリカ
監督 ジェームズ・L・ブルックス
出演 アダム・サンドラー/ティア・レオーニ/パス・ベガ/クロリス・リーチマン/シェルビー・ブルース/サラ・スティール/イ...
12. 『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』 [ моя комната (私の部屋) ] 2006年02月26日 01:37
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『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』公式サイト
監督:ジェームズ・L・ブルックス出演:アダム・サンドラー ティア・レオーニ パズ・ヴェガ
【あらすじ】(フライヤーより)愛する娘クリスティーナのために、故郷メキシコを離れ、ロスに暮らす若....
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ママ、天国からくるのかなぁ....??とか思ってたけど
「太陽の国から」来るんでした。 (笑
紛らわしいサブタイトルはいらないよー。(こんな間違い普通しない??)
「愛と追憶...
16. スパングリッシュ [ 八ちゃんの日常空間 ] 2006年02月27日 04:21
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誇りに思う母親は一貫して信念を曲げずに自分....
17. スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと [ 金言豆のブログ ・・・映画、本、イベント情報等 ] 2006年03月01日 15:02
★本日の金言豆★
スパングリッシュ:アメリカで暮らす4千万人近くのラテン系の人々によって話されている、スペイン語と英語の混成語
金銭的に貧しかろうが裕福だろうが、結婚〈
18. 「スパングリッシュ」 そのサンドイッチ食べさせて! [ 目の中のリンゴ ] 2006年03月04日 23:38
いつの間に公開されたんだ?!アダム・サンドラー主演の映画、
「スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと」(Spanglish 2004年アメリカ)です。
シングルマザーのフロール(パズ・ヴェガ)は、娘を連れてメキシコから
ロサンゼルスにやってきて、やがて家政婦として...
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監督:ジェームズ・L・ブルックス
出演:アダム・サンドラー、ティア・レオニー、パズ・ヴェガ、クロリス・リーチマン、シェルビー・ブルース、サラ・スティール、イアン・ハイランド
評価:84点
公式サイト
(ネタバレあります)
劇場公開時に....
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全く知らない作品だったので期待半分・不安半分で観たのですが・・・
いや〜、中々面白かったですよぉ。
何と言ってもサジ加減がひじょ〜に良い感じでしたね。
笑わせられたり、イライラさせられたり、ハラ...
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監督 ジェームズ・L・ブルックス 主演 アダム・サンドラー 2004年 アメリカ映画 131分 ドラマ 採点★★★★ 親と子、夫と妻、友人同士。人と人の距離は非常に近いものであり、遠いものでもある。自分が相手に対し思っている距離が、相手と同様とも限らない。 メキシコを離...
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2004年 アメリカ 2006年1月公開 脚本・監督:ジェームズ・L・ブルックス
23. スパングリッシュ(太陽の国から来たママの事) [ パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ ] 2006年09月25日 00:59
この記事へのコメント
1. Posted by
sabunori
2006年02月25日 22:11
こんにちは。
TBありがとうございました。
この映画、あまり宣伝もなくさりげな〜く公開されましたが、かなり気に入りました。
学ぶ意志がなければそれでも生活(&仕事)できてしまうアメリカってスゴイよなぁ・・・と改めて感心しきり。でもその地で生活しようと腰を落ち着けたのなら最低限コトバくらいは覚えるべき、と私は考えていますけどね。(笑)
TBありがとうございました。
この映画、あまり宣伝もなくさりげな〜く公開されましたが、かなり気に入りました。
学ぶ意志がなければそれでも生活(&仕事)できてしまうアメリカってスゴイよなぁ・・・と改めて感心しきり。でもその地で生活しようと腰を落ち着けたのなら最低限コトバくらいは覚えるべき、と私は考えていますけどね。(笑)
2. Posted by
もじゃ
2006年02月25日 23:12
こんにちは。TBありがとうございます。
アダム・サンドラーのやさしい父親はイメージに合っていたように思えました。
劇中で作っていたサンドイッチがもぅ美味しそうで。
アダム・サンドラーのやさしい父親はイメージに合っていたように思えました。
劇中で作っていたサンドイッチがもぅ美味しそうで。
3. Posted by
Cartouche
2006年02月26日 00:40
文化のぶつかりあいと才能あるシェフなのに3と4分の一の★でいいと願うジョンの幸福論が温かな気持ちにさせてくれました。こんなにいい映画なのに単館で、しかも上映期間が短かったのは何故でしょう?
4. Posted by
丞相
2006年02月26日 09:23
こんにちは、TBありがとうございました。
なかなかの評価だったようで、勧めた側としてほっとしております。
途中ちょっと退屈する展開もありましたが、微妙な人間関係の描き方が
実に巧い作品でしたね。
飲んだくれのおばあさんも、最後にはいい味を出していました。
作品の内容と、公開規模が見合っていないのが実に残念だとは思うのですが。
アダム・サンドラー主演というのが、どこかで引っかかっているのでしょうか?
『50回目のファーストキス』もいい作品だったのに、ずいぶんと小規模な公開でしたね。
なかなかの評価だったようで、勧めた側としてほっとしております。
途中ちょっと退屈する展開もありましたが、微妙な人間関係の描き方が
実に巧い作品でしたね。
飲んだくれのおばあさんも、最後にはいい味を出していました。
作品の内容と、公開規模が見合っていないのが実に残念だとは思うのですが。
アダム・サンドラー主演というのが、どこかで引っかかっているのでしょうか?
『50回目のファーストキス』もいい作品だったのに、ずいぶんと小規模な公開でしたね。
5. Posted by
桂木ユミ
2006年02月26日 13:03
>sabunoriさま
こんにちは。
私もこのブログのコメント欄で薦められなければ知らなかった作品でした。でも、観てよかったと思います。薦めてくださった方にも感謝しています。
その場所で生活していれば、必然的に言葉は身についてくるものだと思っていました。実際に、娘は移り住んで数年後には流暢に話せるようになっていましたし。フロールは英語を話すことを拒否していたのでしょうね。クラスキー家という生き教材があるのに、わざわざ大枚をはたいて英語の教材を買ってしまうところも、フロールの頑固さを感じてしまいました。
こんにちは。
私もこのブログのコメント欄で薦められなければ知らなかった作品でした。でも、観てよかったと思います。薦めてくださった方にも感謝しています。
その場所で生活していれば、必然的に言葉は身についてくるものだと思っていました。実際に、娘は移り住んで数年後には流暢に話せるようになっていましたし。フロールは英語を話すことを拒否していたのでしょうね。クラスキー家という生き教材があるのに、わざわざ大枚をはたいて英語の教材を買ってしまうところも、フロールの頑固さを感じてしまいました。
6. Posted by
桂木ユミ
2006年02月26日 13:18
>もじゃさま
こんにちは。
あのサンドウィッチ、本当においしそうでしたね。さすが、4つ星レストランのシェフの作ったものって感じで。食べたいのになかなか食べさせてもらえないジョンが気の毒でした。
こんにちは。
あのサンドウィッチ、本当においしそうでしたね。さすが、4つ星レストランのシェフの作ったものって感じで。食べたいのになかなか食べさせてもらえないジョンが気の毒でした。
7. Posted by
桂木ユミ
2006年02月26日 13:23
>Cartoucheさま
こんにちは。
アダム・サンドラーの映画は、いい作品が多いのに、日本ではとても扱いが低いですね。そんな私も、実は観に行くまで彼が出ていることを知らなかったわけですが…。扱いが低いこと、本当に残念だったとしか言いようがありません。
こんにちは。
アダム・サンドラーの映画は、いい作品が多いのに、日本ではとても扱いが低いですね。そんな私も、実は観に行くまで彼が出ていることを知らなかったわけですが…。扱いが低いこと、本当に残念だったとしか言いようがありません。
8. Posted by
桂木ユミ
2006年02月26日 13:51
>丞相さま
こんにちは。
良い作品を薦めてくださってありがとうございます。この作品は予告編を観たこともありませんでしたし、チラシも持っていなかったので、アダム・サンドラーが出ているとは知らず、ラテン系の作品だと思って観ていて、全く違う作品だと知り、新鮮な驚きがありました。
確かにアダム・サンドラーの作品は扱いが低いですね。日本での知名度の低さなのでしょうか。作品はいいのに、残念です。
>飲んだくれのおばあさんも、最後にはいい味を出していました。
あのおばあさんも良かったですね。最後にビシっとキメてくれて。
こんにちは。
良い作品を薦めてくださってありがとうございます。この作品は予告編を観たこともありませんでしたし、チラシも持っていなかったので、アダム・サンドラーが出ているとは知らず、ラテン系の作品だと思って観ていて、全く違う作品だと知り、新鮮な驚きがありました。
確かにアダム・サンドラーの作品は扱いが低いですね。日本での知名度の低さなのでしょうか。作品はいいのに、残念です。
>飲んだくれのおばあさんも、最後にはいい味を出していました。
あのおばあさんも良かったですね。最後にビシっとキメてくれて。
9. Posted by
kino
2006年03月04日 23:46
遅くなりましたがTBありがとうございました。
私も、アダム・サンドラーが出てなかったら見てなかったです。
じみだけどいい映画でした!
語学を身につけるって地道な努力が必要ですね。
私も、アダム・サンドラーが出てなかったら見てなかったです。
じみだけどいい映画でした!
語学を身につけるって地道な努力が必要ですね。
10. Posted by
桂木ユミ
2006年03月07日 12:37
>kinoさま
こんにちは。
私はアダム・サンドラーが出ているとは知らずに観ました。彼が出ている作品はいつもほとんど宣伝されずに、地味に上映されますよね。
>語学を身につけるって地道な努力が必要ですね。
私も若くて柔らかい頭の時に勉強しておくんだったと、今になって後悔しています。
こんにちは。
私はアダム・サンドラーが出ているとは知らずに観ました。彼が出ている作品はいつもほとんど宣伝されずに、地味に上映されますよね。
>語学を身につけるって地道な努力が必要ですね。
私も若くて柔らかい頭の時に勉強しておくんだったと、今になって後悔しています。






