2006年03月14日

恋愛ものとしてはドラマティック◆『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』3

39d0f6fe.jpg3月3日(金)TOHOシネマズ木曽川にて

アメリカに、まだ大恐慌の影がたちこめていた1944年。12歳のジョニーは、カントリー音楽の一家・カーターファミリーの一員として歌うジューンに憧れていた。その14年後、ジョニー(ホアキン・フェニックス)は、初恋の女性ヴィヴィアンと結婚するが、仕事は上手くいかず、家計はいつも火の車だった。そんなある日、ジョニーは街角で観掛けたレコード会社に飛び込み、強引にオーディションを取り付ける。実力を認められた彼は、晴れてプロのミュージシャンとしての第一歩を踏み出すこととなった。そしてツアー中、ステージ裏でジョニーは、初めて憧れの人であるジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)と出会うのだった。


ミュージシャンの人生というのは、どこまでをドラマティックと言えばいいのかよく分からない。絶頂期があったと思えば衰退期があり、麻薬に溺れ、人間自体がダメになってしまう一歩手前で立ち直り、また復活する。日本人を含め、色んなミュージシャンの話を聞くが、それくらいは彼らの人生としては「めずらしいこと」ではないような気がする。もちろん、この作品の主人公ジョニー・キャッシュに関しても同じことを感じた。

しかし、子供の頃からジューン・カーターに憧れ、彼女のあとを追って自分もミュージシャンになり、彼女と一緒に仕事が出来るようになったり、断られ続けながら40回もプロポーズしたり、それが原因で10年間ステージ上以外では話すらしてもらえなかったのに、諦めきれずにアタックし続けたジョニーのジューンに対する情熱は並大抵のものではない。恋愛ものとしてこの作品を観れば、十分にドラマティックだったのかもしれない。

ジョニー・キャッシュを演じたホアキン・フェニックスと、ジューン・カーターを演じたリース・ウィザースプーンは、共に今年度のアカデミー賞の主演男優賞と女優賞にノミネートされ、リースは見事にそれを受賞した。実際にジョニーとジューンになりきって歌を披露したところが認められたのだろうが、本物のジョニー・キャッシュとジューン・カーターの歌を聴いたことがない私には、それがどれだけ似ていて、どれだけ素晴らしいものだったのかが分からなかったのが残念だった。

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この記事へのコメント

1. Posted by 作太郎    2006年03月15日 13:05
諦めきれずにアタックし続けたジョニーのジューンに対する情熱には私も感心させられました。
2. Posted by 桂木ユミ    2006年03月16日 00:01
>作太郎さま
こんにちは。
最初の奥さんがちょっと可哀想でしたけどね…。でも、ジョニーは本当にジューンのことが好きだったのだな、と思いました。ジューンは根負けという感じでしたが。

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